「濃蜜」って何?
素材にこだわり抜いて生まれた
まったく新しい「酒粕ケーキ」
「遠心分離機」で採れる
雑味のないクリーミーな酒粕
繊細でつややかな泡状の酒粕
「濃蜜酒粕ケーキ」の誕生のきっかけは5年前、新潟・佐渡を旅したときに出会った北雪酒造の酒粕でした。
日本酒を製造するには「上槽(※)」というプロセスがあります。その工程で採れるのが、いわゆる「酒粕」と呼ばれるものなのですが、そこで初めて遠心分離機で採れる酒粕を知りました。
(※)日本酒の製造工程で、醪(もろみ)から生酒(なまざけ)を絞る工程
クリーミーで、ふわふわで、艶やかな泡状で、日本酒そのもののように香り豊か。味も雑味がなく、日本酒を味わっているような感覚がありました。
遠心分離機で採れる酒粕は、ほかの酒粕のように網目を通して搾らないためダメージが少なく、約40分という短時間で搾るのでお酒の老化や酸化が防げます。
写真のように、繊細な泡状の酒粕には、日本酒のうまみがぎゅっと濃縮されていました。
この酒粕を使って、いつかこれまでにない酒粕ケーキをつくりたい。その思いがこの「濃蜜酒粕ケーキ」誕生の出発点となりました。
メイド・イン・葉山
石井養蜂園のオーガニック
桜のはちみつ
すっきりした桜の蜜の自然の甘み
使用するはちみつは、神奈川県葉山町で70年以上続く葉山・石井養蜂園の「オーガニック・ハニー」。2代目の石井勉さんは、オーガニックにこだわる一方で、養蜂の可能性を拡げる自由な発想で魅力的な製品を開発している養蜂の第一人者です。
葉山の豊かな山林に咲く花からミツバチたちがせっせと集めた蜂蜜を一切加工せずにびん詰めした純度100%のはちみつ。ほとんどの市販品のように色や成分の均質化を行っていないため、花の蜜そのものの自然な甘みが味わえる「葉山の恵み」といってもいい逸品です。
私たちは、「遠心分離で採れる酒粕とコラボするならこれしかない!」と確信しました。
そして、いろいろな花の種類がある中で選んだのは、「桜のはちみつ」。甘さはすっきりして、ほのかな桜の花の香りが特長的、パンや紅茶と相性がいいと言われています。
ご存知のように、桜の花は開花期間が短く、採取量が限られる貴重な蜂蜜ですが、石井さんのご厚意により、日本で唯一の遠心分離機で採れる北雪酒造・純米大吟醸の酒粕とのコラボレーションが実現しました。
日本の文化と自然が凝縮された
「酒粕」と「はちみつ」の出会い
凝縮された深い味わいを
「濃蜜」と形容しました。
これまでに味わったことのない「酒粕ケーキ」はまさに日本列島の北と南の自然が育み、生産者の熱意と創意が産んだ、2つのこだわりの素材が出会って生まれました。
見た目もしっとりつややか、口に含めばなめらかで上質な味わい。こだわりやおいしさがぎっしり詰まった味わいを、私たちは「濃蜜」と名付けました。
「濃密」ではなく、「濃蜜」。
酒粕とはちみつの本質をこれ以上ない純度で凝縮したこだわりを表した言葉です。
絶妙のアクセント。
仕上げは、黒豆鹿の子。
大豆の一粒には、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など、体が喜ぶ栄養素がたくさん含まれています。
一方で大豆は、コレステロールを全く含んでいないスーパー食材です。くちどけのよいしっとりしたパウンドケーキに黒豆の鹿の子をたっぷり加えることで、食感的にも、栄養的にも、見た目にも絶妙なバランスに仕上がります。
こだわりから生まれた新食感の「濃蜜酒粕ケーキ」は、新しいタイプの大人のスイーツ。ぜひ、一度ご賞味いただければ幸いです!